家づくりで失敗しがちなこと

家づくりをしようとすると、始めに「こんな間取りや雰囲気のおウチがいいな」と考えます。

もちろん設計をご提案する上で、それらの御要望は一番大切です。

しかし、せっかくの家づくりも、進め方を間違えてしまうと

「こんなはずじゃなかった」　といったことにもなりえます。

それゆえ、家づくりをすると決めたら、

まずは正しい進め方を知ることから始めなければいけません。

冒頭でお話しした家への要望は一番大切ですが、家づくりの計画は、

まず資金計画からはじめ、予算決めをしっかりと行った上で進めるべきです。

しかし、資金計画もままならないまま、

見切り発車で家づくりを行ってしまっている方が数多くいらっしゃいます。

そして、その典型的な形が、、、

“土地を先に選んできてしまう”

ということです。

土地を先に選んでしまった場合、

どうしても土地に予算を掛け過ぎてしまいます。

その結果、家に掛けられる予算が大幅に減ってしまう、

あるいは、住宅ローンの借入額を大幅に増やさざるを得なくなってしまいます。

例えばあなたが、毎月無理なく支払っていくことが出来る返済額から

逆算した借入額が3200万円で、あなたが準備出来る自己資金が300万円だとした場合、

あなたは3500万円という総予算の中で家づくりを行うべきです。

そして、その中で、土地や家以外にかかる経費の合計が300万円で、

外構工事（庭の工事）にかかる費用が100万円で、

家にかかる費用が2000万円だとしたら、

あなたが土地に使える予算は1100万円ということになり、

本来はその予算の範囲内におさまるように

土地探しをしなければいけません。

しかし、土地を探す前に

資金計画をしてなかったとしたら？

あなたが住みたいと考えている地域の

土地相場が1500万円ぐらいだとしたら？

また、あなたの友人・知人の多くが、

1500万円ぐらいで土地を購入しているとしたら？

土地には、それぐらいの費用がかかるのが普通だと思ってしまい、

当たり前のように1500万円を基準として土地探しを行い、

1500万円を超える土地を購入してしまいます。

結果、400万円予算オーバーをした状態で、

家づくりを進めざるを得なくなってしまいます。

毎月の返済に換算すると、ざっと12,000円前後の予算オーバーです。

しかも35年間ずっと、です。

これを防ぐ方法は、最初に資金計画を行うことです。

そして、きちんと予算を設定した上で、家づくりを進めていくようにすることです。

設計をしていく上で、この資金計画からお話しさせていただき、土地探しのお手伝いもいたしますので、

これから家づくりをご計画の方は、お気軽にお問い合わせください。